真宗僧伽論−正信偈をとおして−

親鸞聖人の「正信偈」をとおして、念仏の教えに開かれる共同体、真宗の僧伽(サンガ)をたずねる。
著者:
安冨 信哉  (著)  
教学研究所  (編)  
シリーズ:
 
発行年月日:
2018/11/21  
ページ数:
164p  
判型:
B6  
ISBN:
978-4-8341-0596-4  
1,320 (通常 \ 1,320) 在庫 : 334

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真宗僧伽論−正信偈をとおして−
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内容

念仏の教えを聞く者に、どのような共同体が開かれるのか。親鸞聖人がつくり、蓮如上人が真宗門徒のお勤めとして定着させた「正信偈」をとおして、浄土真宗の歴史をひもとき、真宗における僧(さん)伽(が)とは何かを問う一冊。

詳細

真宗の念仏の教えを聞く者に、どのような共同体、同朋僧伽が開かれるのでしょうか。本書は、親鸞聖人がつくり、蓮如上人が真宗門徒のお勤めとして定着させた仏法讃歎の歌、「正信偈」をとおして、浄土真宗の歴史をひもとき、真宗における僧(さん)伽(が)とは何かを問う一冊です。

◆目次
第一章 正信の伝統
僧伽/「正信偈」の題目/僧伽の歌/東国と在地信仰/伝統の正信/仏法再興の志願/真宗への原点回帰/信仰告白共同体/われらの地平
第二章 帰敬
偈頌の歴史的伝統/「正信偈」の組織/帰依三宝/三帰依文/親鸞の名号釈/南無阿弥陀仏の誕生/言葉となった仏/僧伽を開く言葉/いのちに帰る
第三章 阿弥陀仏とその浄土
海と群萌/二つの海/真仏土の成就/僧伽の現前/光明と名号/聖徳太子/浄土の世界/出世本懐/僧伽的人間
第四章 親鸞の仏教史観
七高僧/親鸞の歴史意識―末法の自覚/末法の内在化/歴史/念仏の僧伽の歴史的展開/曽我量深の仏教史観―『七祖教系論』/『親鸞の仏教史観』/歴史をどう考えるか
第五章 僧伽
世俗的価値優先の時代/相対的価値観から絶対的価値観へ/親鸞における伝統への帰入/歴史への発遣/『選択集』と親鸞聖人/浄土真宗物語としての「正信偈」/僧伽的人間の誕生/僧伽の祈り
「正信念仏偈」全文・書き下し
あとがき

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