『歎異抄』は「人間を考える書」であるという著者が、『歎異抄』の言葉から、その魅力を伝える。 第一部は著者自身の生き方と『歎異抄』の関わり。 第二部、『歎異抄』著者とされる唯円の人物像や、『歎異抄』成立についての最新の研究成果を載せる。
【目次】 第一部 わが心の『歎異抄』 人間への信頼 弟子の尊重 悪人とは何か 耳の底 お賽銭をあげること 感謝の気持 うなずくこと 真実一路 厳しく、いさぎよく 第二部 『歎異抄』と唯円 河和田とその周辺 唯円の出身と活動 唯円と覚如 『歎異抄』の成立