安居講録
「如来広大の恩徳」を迷失していながら、それに気づかない自分自身に深く鋭く問いかけられていると切実に感じ、諸氏とともに、宗祖聖人の恩徳を万分の一でも敬信し奉持したいと願う。 宗祖が「ただ仏恩の深きことを念じて、人倫の嘲を恥じず」といい切られたのは、「如来大悲の恩徳」のもつ根源的な光の温かさに触れることのできた感動の表白だったのではないかと語る。
序 章:真仏土巻の位置と課題 第一章:真と仮の概要 第二章:『涅槃経』の問うもの-虚空のごとし- 第三章:無碍光如来の性起の義 第四章:有と無を離る 第五章:如来の新説・宗師の釈義 結 章:恩徳の深層
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