真宗新書
親鸞聖人を宗祖とする浄土真宗で根本的な拠り所とされる経典『仏説無量寿経』に説かれる阿弥陀仏の四十八願。すべての衆生を救い、平和・平等・自由の世界を願うこの「仏さまの願い」に、現代を生きる人間と社会の課題を尋ねていく。筆者による四十八願の現代語訳付き。 仏さまの願い(本願)に学ぶということは、仏さまの願いに「私と私の世界」の課題を聞き続け、応え続けた親鸞聖人の歩んだ道に思いを馳せ、自分自身が生きることの意味を尋ねることです。(「はじめに」より)
はじめに 序 命を蔑ろにする世界か、 命を尊ぶ世界か。 第一願 無三悪趣の願 第二願 不更悪趣の願 第三願 悉皆金色の願 / 第四願 無有好醜の願 第五願 宿命通の願 / 第六願 天眼通の願 第七願 天耳通の願 / 第八願 他心通の願 第九願 神足通の願 / 第十願 漏尽通の願 第十一願 必至滅度の願・住正定聚の願 第十二願 光明無量の願/ 第十三願 寿命無量の願 第十四願 声聞無数の願 第十五願 眷属長寿の願 第十六願 無諸不善の願 第十七願 諸仏称名の願 第十八願 至心信楽の願 第十九願 至心発願の願 第二十願 至心回向の願 第二十一願 具三十二相の願 第二十二願 還相回向の願 第二十三願 供養諸仏の願/ 第二十四願 供養如意の願 第二十五願 説一切智の願 第二十六願 那羅延身の願 第二十七願 所須厳浄の願 第二十八願 道場樹の願 第二十九願 得弁才智の願/ 第三十願 智弁無窮の願 第三十一願 国土清浄の願/ 第三十二願 宝香合成の願 第三十三願 触光柔軟の願・摂取不捨の願/ 第三十四願 聞名得忍の願 第三十五願 女人成仏の願/ 第三十八願 衣服随念の願 第三十六願 常修梵行の願/ 第三十七願 人天致敬の願 第三十九願 常受快楽の願 第四十願 見諸仏土の願 第四十一願 諸根具足の願 第四十二願 聞名得定の願 第四十三願 聞名生貴の願 第四十四願 聞名具徳の願 第四十五願 聞名見仏の願 第四十六願 随意聞法の願 第四十七願 聞名不退の願/ 第四十八願 得三法忍の願 おわりに