宗祖著作の聖教に立ち返った学びを深めていただくことを願いとした聞法テキストシリーズ第2弾。 本文篇と付録篇の二篇構成。本文篇には、本文に加え読解に資する註を、付録篇には、読解の一助として現代語訳や両聖教の対照表、親鸞聖人の略年表を掲載しています。『唯信鈔文意』『唯信鈔』を学ぶ上での必須テキスト。
本書では、宗祖著作の仮名聖教である『唯信鈔文意』と聖覚法印が著された『唯信鈔』を収載しています。 『唯信鈔文意』は、聖覚法印の『唯信鈔』に引用された経釈の文言に宗祖が注釈を加えられた著作で、『唯信鈔』は、法然上人が明らかにした聖道門と浄土門、専修と雑修、『観経』の三心(至誠心・深信・回向発願心)などについて綴られた書。 本テキストには、両聖教の本文に加え、読解に資する註を施した「本文篇」と、現代語訳や両聖教の対照表、宗祖の略年表を付した「付録篇」の二篇で構成しています。 現代語訳は、聖教に親しみをもち、さらなる学びの一助になることを目的する試みとして取り組まれたもの。本訳を基に、繰り返し本文に立ち返り、宗祖のお心にふれていただく機縁として、活用いただくことを願いとして、宗祖のお心から乖離することがないよう、原典に忠実に訳を作成しました。 同朋の会、学習会など、さまざまな場で本テキストをご活用ください。