「この国の現実にあって、われら法蔵の願心を開かん」と題して話された宮城氏の講義を、「真宗における個と公」と「本願に生きる」の2編に分けて収載。本願に生きる場とは私たちが生きる現実である。その中で「心閉ざしている自我が打ち倒されて人間としての地平に呼び戻されること」が願われていると著者は語る。 「真宗本廟(東本願寺)育成員研修会」講義録。