伝道ブックス
「葬儀は企業化空洞化しつつある現実に直面している。そのなかで念仏共同体を回復する機縁となるような葬儀を営むことは、非常な難問を抱えている」(本文より)。全国的に家族葬が浸透し、葬儀の合理化が進む中にあっても、大切な人の死から何かを受けとっていく縁となる場が葬儀にはある。誰もが必ず経験する「葬儀」という場の問題に著者が迫る。
[目次] 1南無阿弥陀仏の葬儀 ■いま葬儀は ■葬儀の空洞化 ■死が見えなくなった ■懺悔のお通夜 2死からのメッセージ ■阿弥陀のはたらき ■死を消していくのか ■南無阿弥陀仏の出来事 ■いのちのゆくえ 3自分が自分になる ■大信心は仏性なり ■往生は凡夫のはからいならず ■教条では救われない ■悲しみに聞く ■仏弟子となる