真宗文庫
すべての存在は、他との関係においてのみ成り立っている。「私がいて、私が生きる」「私がいて、私が老いる」「私がいて、私が病む」「私がいて、私が死ぬ」のではない。もろもろの因縁のままに「生かされている私」がいるだけである。 釈尊による覚りの原理、≪縁起の道理≫の発見とその展開とを分かりやすく跡づけながら、親鸞の浄土思想の中核へと導く。 ※2011年宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念出版として刊行された「シリーズ親鸞」第一巻『歴史のなかの親鸞』(筑摩書房刊)を文庫化。 ※「シリーズ親鸞」全十巻(筑摩書房刊)は、発行時に真宗大谷派全寺院・教会へ配布しております。