真宗生活入門講座
年忌の法事が勤まるとき、「生者→死者」という、生きている者が死者に対し施しを行うものと考える。しかし、浄土真宗においては逆で、生きている私たちが亡き人から聞いていくこを大事とする。そのような姿で勤まる法事は、先祖崇拝や追善供養の法事ではなく、亡くなられた方を諸仏としていただく法事となる。法事を本来の御仏事として回復すべきことを著者は強く語りかける。 第二版より、第2章 無明の情念 を増補しております。