伝道ブックス
御流罪の地越後での親鸞聖人の生活を、妻、恵信尼公が書き残された「恵信尼消息」など当時の歴史資料などを通して紹介するとともに、親鸞聖人のご生涯のなかで、越後の「ゐなかの人々」との生活がどのような意味を持っていたのかということがわかりやすく説かれています。 親鸞聖人は、法然上人から授かった、ただ念仏して往生をとげる本願念仏の教えを、どのようにゐなかの人々に伝えようとしたのでしょうか。厳しい生活環境の中、生きる力として念仏の教えにうなづかれていったお同行の姿が、深く深く偲ばれる一著。 本書は、2006年真宗本廟報恩講期間中に開催された高倉会館親鸞聖人讃仰講演会での松野純孝氏による講演を基調とし、同氏に加筆いただいた講義録。