親鸞聖人の妻、恵信尼が遺した十通のお手紙、「恵信尼消息」。 それを、第一通から第二通、第三通から第六通、第七通から第十通の三つに分け、当時の時代背景と共に丁寧に読み解く。そこから、親鸞聖人や恵信尼の生きた姿、その時代の家族や生活のあり方、そして、そこに息づいた教えが見えてくる。
[目次] 1『恵信尼消息』を学ぶ意義 2鎌倉時代の社会と人間 3恵信尼さまと夫・親鸞聖人 4恵信尼さまの生活と信仰 5玉日姫について