「母が認知症にならなかったら、こんなにも命や人生について考えなかっただろう」 認知症の母親に24年間寄り添いながら紡ぎ出された詩・言葉は、人間の生きる意味と、 命の尊さを気づかせてくれる。 「生きるとは何か?」「老いとは?」「死とは?」「命とは?」… 詩や写真はどれも心に響いてくるものばかりです。 〝ポストカード〝は切り取って、飾ったり、大切な人に送ることもできます。
死とはなくなってしまうことではない 死とはひとつになること 母の亡骸は母のものだが 母の死は残された私のものだ 母を刻んだ私をどう生きていくか それが命を繋ぐということ この私自身が母の遺言 詩「母の遺言」より(一部抜粋)
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