「共に助け合って生きる」世界に生きていこうと歩み出すことによって、私たち一人ひとりの身に「ほんとうの人間」になっていく人生が始まる。「人間で在ることの課題」に応えられた親鸞聖人の教えと共に、「浄土真宗」に基づく「真宗教育」とは何かを語る。巻末には真宗大谷派学校連合会加盟校一覧表とマップを掲載。
東本願寺には、親鸞聖人の教えにたずねながら「学校教育」を具現化しようと歩んできた学校が全国に41校あります。本書は、それらの学校で願い、展開されている人間教育のあり方を、今生きるすべての人々と共有することを目的に発行したシリーズ本です。毎回、教育現場に携わる人たちが、私たちに言葉を紡いでくださいます。第1巻は、前京都大谷中・高等学校長である真城義麿先生の「安心してがんばれる世界を」。このたび発行しました第2巻は、帯広大谷短期大学長の中川皓三郎先生による「ほんとうに生きるということ」です。中川先生は、「共に助け合って生きる」世界に生きていこうと歩み出すことによって、私たち一人ひとりの身に「ほんとうの人間」になっていく人生が始まる。そして「人間で在ることの課題」に応えられた教えが親鸞聖人の教えであると語られます。あらためて「浄土真宗」に基づく「真宗教育」とは何かを考える一冊です。