月刊『同朋』
「仏教がみちびく、あらたな人生」をコンセプトに、暮らしのなかにある大切なことを見つめる月刊誌。 ★年間購読のお申込みはこちら 【8月号の主な内容】 ◎巻頭インタビュー 穂村弘(歌人) 生きていることの醍醐味は、偶然性の中に潜んでいる。 ◎特集 平等をあきらめない ――差別や戦争のなかでも すべての人は平等――にもかかわらず、現実では差別や戦争が絶えません。 それは自分の残酷さを正当化して他人を蔑ろにし、 平等に生き合うことをあきらめてしまった姿ではないでしょうか。 本特集では、沖縄が背負わされてきた問題、根づよく残る部落差別やアイヌ差別、 日本に住む外国人や障害者の生きづらさなど、不平等の現実を見据え、 そもそも平等とは何かという根本的な議論から、あきらめずに語り合いたいと思います。 ●対談 「構造的不正義」の責任を担い、「われわれ」は未来を変えていく。 朱喜哲(大阪大学招へい准教授)×長谷暢(東本願寺沖縄別院輪番) ●漫画 ©Natsu.me(イラストレーター) ●インタビュー 差別「する人(側)」は何をしているのか。 阿久澤麻理子さん(大阪公立大学人権問題研究センター教授)に聞く ●寄稿 モヤモヤの先にあったもの/上川多実(BURAKU HERITAGEメンバー) 近くて遠い多様性/北原モコットゥナシ(北海道大学アイヌ・先住民研究センター教授) 線を引いて終わり?/金井真紀(文筆家・イラストレーター) ●仏教の視点から 地獄にあっても、私たちは悪しき心を破ることができる。 鶴留正智(大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員) ◎新連載 真宗と大拙と私/池田向一(真宗大谷派東京教区向源寺住職) ◎新連載に向けて 録音から立ち現れる「音景」/柳沢英輔さん(音文化研究者、フィールド録音作家)に聞く ◎連載 ●キッチン菜時記 「蒸しなす」/飛田和緒(料理家) ●リレー法話 きのうのあしもと、あすの空/文=上本賀代子 絵=鈴木千佳子 ●息できる風景 「いつか見たおおきな木」/森泉岳土(マンガ家) ●仏教ゆかりの生きもの図鑑 「犀」 /文=福田琢(同朋大学教授) 画=大島加奈子(画家・イラストレーター) ●生きづらいこの世界でも 「時間の使い方」/竹田ダニエル(ライター) ●日々平熱のソウル 「「日本人」に潜む排外性」/中田亮(ミュージシャン) ●民藝の美 「朽木酒上」/太田浩史(真宗大谷派大福寺住職) ●唯信鈔文意を読む――唯念仏のこころ/山田恵文(大谷大学非常勤講師) ●出会いの真実――嘆仏偈を読む/宮下晴輝(真宗大谷派教学研究所長) ●ペコロスのほどけてしゃがんで/岡野雄一(漫画家) ●古写真でつづる東本願寺 ●あなたのとなりの僧侶(おぼうさん) ●真宗門徒のキーワード ●同朋のひろば ●どうぼうパズルdeひとやすみ 同朋の誌面や仏教・仏事のことも登場するクロスワードパズル。プレゼント付! ●表紙絵/北村人(絵本作家&イラストレーター)