真宗文庫
私たちを苦しめる「煩悩」。けど、「煩悩」って何がそうなの?人間の悩む心を文と絵でやさしく読み解く一冊。 【著者】梶 哲也(かじ・てつや) 1982年生まれ。大谷大学大学院博士後期課程(仏教学)修了。博士(文学)。真宗大谷派教学研究所助手。専門は初期インド仏教・説一切有部。主な論文に「説一切有部における煩悩論の構造と起点」(博士論文、大谷大学、2019年)、「説一切有部における欲(chanda)」(『対法雑誌』第1号、2020年)など。 【絵】今村 風子(いまむら・ふうこ) 1995年生まれ。画家、漫画家。2019年に「寒山さんと拾得さん」(『アックス』第128号、青林工藝舎)でデビュー。同作で第21回アックスマンガ新人賞の「南伸坊個人賞」を受賞。近作「母の道」(『アックス』第158号)では「二河白道」の喩えを漫画化。